元銀行員エビエビのエビノート

節約や投資、自分でも実践しているお金に関することを書いていきます。

クアトロガッツの【小さいふ】を半年使ってみて

忙しく中々更新できていませんでしたが、今回はちょっと脱線して、12年使った財布を買い替えて半年経ったので、レビューしていきたいと思います。お金関連ってことで。新調した財布はクアトロガッツさんの【小さいふ】の1つ、【コンチャ】というもの。この小さいふシリーズはその名の通り、コンパクトな財布。キャッシュレス化が進むなかで、かなり人気のようです。コンチャはシリーズの中では大きい部類で、定番商品ではないので情報が多くなく、自分が買う時にかなり悩んだので検討されている方の参考になればと思います。

1.クアトロガッツとは

大阪にあるデザインオフィスで主に栃木レザーを使った革小物を製造しています。財布だけでなく名刺入、カードケース、キーケース等も作っています。

全体的な特徴としては

・使いやすさを追及した独特な工夫が多い

・デザインの数が鬼

・部位ごとにカラーオーダー可能

といったところかと思います。

2.小さいふシリーズとは

冒頭でも書いた通り、コンパクトな財布です。小さいふシリーズは4つの商品で展開されており、それぞれの概要は以下のとおりです。(2020/11/7時点)

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ちなみにカード入れは1つあたり2枚が適切かと思います。最初は革が固く、2枚でもギリギリ感がありますが、馴染めば3枚まで入ります。

シリーズの中でもペケーニョが定番商品でデザインも恐ろしく豊富で定番カラーであれば東急ハンズやAmazonとかでも購入できます。逆に他の小さいふは店頭販売してるところが中々無いので実物を見ることができません。なので僕も色んな方のブログを見て検討しました。リンクはペケーニョの一番人気カラーです。

3.コンチャを選んだ理由

まず、僕は極力手ぶらでいたい性分ですが、流行りのミニマリストではありません。現金も使うし、FeliCaにいたっては口座とスマホを紐付けるのが怖くて踏み切れない古いタイプの人間です。そこで、カードや小銭もそこそこ入り、コンパクトで、革でしっかりした作りのものを探してクアトロガッツさんの小さいふシリーズに行き着きました。

定番であるペケーニョと最後まで悩みましたが、ペケーニョは中に入れたお札が半端な三折りになってしまうことが気になったのと、カードも6枚くらいは入った方が自分には合ってるかなと思い、コンチャに踏み切りました。

ちなみに、小さいふは全て+2,000~3,000円でパーツ毎のカラーオーダーが可能です。僕は緑を基調として、ボタンのところを黒、小銭入れの内側を茶色にしました。

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ロゴは初期設定の「考える牛」です。
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他にも、ロゴの変更や、イニシャルの刻印、左利き用、などのオプションも用意されていて、自分だけの小さいふを手にすることができます。

4.使ってみての感想

1)良い点

①小さくて軽い

思ったよりも小さくて軽いです。一般的な名刺入れとさほど変わらないサイズ感で持つことができますし、スーツのポケットにも難なく入ります。身軽は正義。大学ノートとサイズ感を比べてみました。

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②作りの丁寧さ

予想以上だったのが縫製の丁寧さ。以前使っていたブランド物と比較しても遜色ありません。まだ半年ですが、長く使えそうな気がしています。

③小銭の取り出しやすさ

小さいふシリーズの小銭入れは財布全体が小銭入れになるような独特なつくりになっていて写真の様に滑り出させ、縁で受け止める様な形になります。これが実際に手に取るまでは不安だったのですが、思いのほか一覧性が高く、使い易いです。

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④栃木レザーの質

これが一番の魅力かと思います。さすがの栃木レザーで、開けた瞬間から革のいい匂いがして良い感じです。

僕はプラス3,000円でカラーオーダーをして緑を基調としてみました。色合いは思ったよりも明るめでしたが、染色はとてもきれいで、経年変化で徐々に深みが出てきていて愛着も深まってきています。革は最初は固いですが半年でかなり柔らかくなり、厚みも薄くなりました。写真は左が購入直後、右が半年経過後です。f:id:Ebi-Ebi:20201107234128j:plain

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⑤安い

栃木レザーで、縫製も丁寧であることを考えるとかなり割安なのかなと思っています。また、カラーオーダーが3,000円というのも、世界に1つだけの財布を手に入れることができる対価としては素晴らしいコスパだと思います。

2)悪い点

①小銭の入れにくさ

小銭入れは取り出しやすい一方で、入れる際には少しコツがいります。特に片手にレシートと小銭を持っている状態で小銭を財布に収納するのが僕はやや苦手です。とはいえ、慣れでどうにかなるレベルではあります。

②1万円札の出し入れのしにくさ

コンチャは1万円札がちょうど入る大きさで、スペースに遊びがあまりありません。加えて、クリアファイルの様に横が開いているわけではないので写真の様に上から出し入れをすることになり、ややお札が引っかかることがあります。ただ、革が馴染んでくれば多少改善すると思いますし、1万円札の出し入れはあまりすることもないと思うので大きな欠点ではないかと思っています。なにより、コンパクトさとのトレードオフとしては十分許容できる範囲だと思っています。ちなみに、5千円札、千円札は難なく出し入れできます。

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③カード入れの伸び

前述のとおり、カード入れは最初は革が固く、1つにつき2枚がギリギリですが、革が伸びるにつれて楽々出し入れできるようになり、快適に使えます。最終的には3枚でも収容可能です。しかし、逆にずっと2枚入れていたところに1枚だけ入れている状態ですと、余裕がありすぎて、財布を振るとカードが滑り出してきます。なので、ずっと同じ枚数を収納しておくのがベストかと思います。

 

半年使ってみて、総じて満足しています。永く使っていき、経年変化を楽しんでいきたいと思っています。他にも名刺入れやキーケースなども使い易そうで、同じ色でそろえたくなってきます。