金融知識ゼロの嫁が投資を理解してスタートさせるまで、説明してきたことをまとめていく【超初心者向け】シリーズ第四弾。
今回は投資信託について解説していきます。
無事につみたてNISAは申し込めたね。
うん。投資家の仲間入りだね。でもまだ何にも投資してないけど、何に投資すればいいの?
つみたてNISAの投資対象って何だったか覚えてる?
投資信託!
そうだね。あとはETFってのもあるけど投資信託について理解してもらえれば十分だよ。
1.投資信託とは
1)投資信託とは
そもそも投資信託って何?って話なんだけど、前にも説明した通りざっくり言うと”色んな金融商品の詰め合わせパック”なんだ。ちなみに投資信託のことを「ファンド」とも言うから覚えておくといいよ。
ここではせっかくだからもう少し仕組みについて話しておくね。
2)投資信託の仕組み
投資信託はたくさんの投資家からお金を集めて、それを運用のプロ(例:〇〇アセットマネジメント、〇〇投信)が運用してくれる仕組みなんだ。これによって、投資家は少しのお金で色んな金融商品に、つまり広く浅く投資できることになるんだ。図で示すとこんな感じ。
ちなみに広く浅く投資することを「分散投資」っていうよ。例えば、投資信託の仕組みを使うことで、投資家は少額で日本の上場している株式全部に投資するなんてことが可能になるんだ。つまり、”日本の株式の詰め合わせパック”に投資するってことだね。
投資信託の中に含まれる金融商品はたくさん種類があるけど、とりあえず、「株」と「債券」だけ押さえておけばいいと思うよ。株または債券だけに投資する投資信託もあれば両方に投資する投資信託もあるよ。株と債券の違いとかについては別の記事で説明するね。
投資信託に投資することで手軽にたくさんの株とかに投資できるってことね
そうだね。それによってリスクが分散できるんだ。
例えばトヨタだけに投資していてトヨタでリコールとかが起きれば一気に損しちゃうけど、他の自動車メーカーの株にも投資してれば損の度合いが緩和されるってこと。
次は投資信託にどんな種類があるのか、見ていくね。
2.投資信託の種別
投資信託は無数にあって、つみたてNISAで投資できる投資信託だけでも150本以上あるんだ。投資対象で分類したり、運用会社で分類したりできるけど、ここでは、2つの戦略「インデックス投資信託(ファンド)」と「アクティブ投資信託(ファンド)」について説明していくね。
1)インデックス投資信託(ファンド)とは
インデックス投資信託っていうのは、特定のインデックス(指数)と同じ値動きをするように投資対象を選定するファンドなんだ。
インデックス(指数)っていうのは特定の企業の株価じゃなくて、たくさんの企業の株価を平均して指数化したものなんだ。世間には色んなインデックス(指数)があって、例えば「日経225(日経平均株価)」っていうインデックスは、東証一部に上場している株のうち代表的な225社の株価を平均して算出したもの、つまり、225社の平均株価みたいなイメージだね。日経225のインデックス投資信託には、例えば「ニッセイアセットマネジメント㈱」が運用会社の「ニッセイ日経225インデックスファンド」っていう投資信託があるんだけど、これに投資すると、日経225に含まれる225社に投資したのと同じことになるんだ。
2)アクティブ投資信託(ファンド)
インデックス投資信託はインデックス(指数)と同じ値動きをするように投資するのに対して、アクティブ投資信託はアクティブって言うくらいだから、インデックス(指数)を上回る成績を目指す、又はインデックス(指数)に関係なく利益を追求する投資信託なんだ。
インデックス投資信託と違って運用会社のセンスがより問われることになるから、運用報酬はインデックス投資信託よりも少し高めだね。
例えば「レオス・キャピタルワークス㈱」が運用する「ひふみ投信」っていう投資信託は、特に目安にするインデックスがあるわけではなくて、独自の投資理念・分析に基づいて、国内外の成長企業に投資して利益を生み出す投資信託なんだ。
3)インデックス投資信託とアクティブ投資信託の違い
インデックスとアクティブの違いを簡単にまとめておくね。
ちなみにつみたてNISAで投資できる投資信託の一覧はここで確認できるよ。
つみたてNISAの対象商品 : 金融庁 (fsa.go.jp)
インデックス投資信託よりもアクティブ投資信託の方がハイリスクハイリターンな感じ?
まさにだね。仕事柄色んなアクティブ投資信託を見てきたけど常に勝てるアクティブ投資信託はあり得ないね。
長期的に資産形成をするにはインデックス投資信託が適切だと僕は思うよ。
じゃあ長期的に資産形成するにはエビ君的にはどんなインデックス投資信託がおすすめ??
僕はS&P500をインデックスにする投資信託が最適解だと思ってるよ。もちろん、個人的な見解ね。投資は自己責任なので参考に。
えすあんどぴーごひゃく・・・なんじゃそら?
S&P500についてはおすすめする理由も含めて次回説明するね。