元銀行員エビエビのエビノート

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【超初心者向け】大人気の投資信託 S&P500とは?~金融知識ゼロの嫁が投資をスタートさせるまで~

金融知識ゼロの嫁が投資を理解してスタートさせるまで、説明してきたことをまとめていく【超初心者向け】シリーズ第五弾。

最終回の今回は大人気の株価指数、S&P500について解説していきます。

じゃあ今回は具体的な投資先候補、S&P500について解説していくよ。

えすあんどぴーごひゃくね。既に蕁麻疹が出そうだよ。

気持ちはわかるけど、そんな難しい話はしないから安心して。でも何なのかよくわからないものに投資するのはよくないから基本的なところを解説していくよ。

1.S&P500とは

まずそもそも、S&P500っていうのは、「株価指数」の一種なんだ。指数が何かって話は前回の記事を読んでもらえるといいよ。

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長期的な資産形成をするには、このS&P500に連動する投資信託(インデックスファンド)がぼくは良いと思ってるってことね。

じゃあS&P500がどんな指数なのかっていうと、「米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数」なんだ。より簡単に言うと、「米国の大きな企業500社の株式を集めた指数」だね。

つまり、これに投資すれば米国の大企業500社に投資したのと同じ効果が得られるってことだね。ちなみに組入銘柄の上位は次のようになってるよ。

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こうしてみると、大きな企業を集めてるっていうのがわかるよね。ちなみにアルファベットはグーグルの会社ね。

ここまではわかった!でも株式ってのが意外!株って損することも多そうだけど。

そういうイメージってあるよね。確かに株は値動きが大きくて、債券は値動きが小さいってのは間違いないね。じゃあ何でおすすめなのかか、解説していくね。

2.なぜS&P500がおすすめ?

1)なぜ株価指数か?

株価指数はあくまでも株式の集まりだから、短期的には値動きが大きいんだ。でも前提として、今回は長期的な資産形成を目的としてるよね。そこで、長期的な目線で株価指数の値動きを見てみると、上昇しているケースが多いんだ。これは資本主義である以上、ある意味当たり前で、企業は成長していかないと滅びるしかないわけだから、企業は基本的には成長して、結果的に株価も長期的には上昇するってわけ。実際の値動きを実際のチャートで見てみよう。

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1つ目がS&P500の推移を表してるよ。リーマンショック(2008)とかコロナ(2020)のタイミングで一時的に大きく下落もしてるけど、長期的な視点で見ると小さな値動きだよね。

参考に2つ目が日経平均株価指数、3つ目がドイツの株価指数DAXのチャートになってるよ。

日経平均だけは上がったり下がったりしていて長期的な投資にもあまり向いてないことがわかるね。

2)なぜ米国か

次に何で米国かって話だけど、世界経済の中心はやっぱり米国なんだ。具体的には世界中の株式の時価総額のうち、7割が米国企業が占めているんだ。僕たちは日本にいるから、日本株の方が親しみがあるけど、客観的に見たら日本株なんて結構マイナーな投資先なんだ。経済の規模を示すGDPを見てみても米国が1位で20,932,750百万$、次いで2位が中国の14,722,840百万$だから、やっぱり米国は世界の中心なんだ(2020年 IMF統計)。まぁ中国もすごい勢いで成長しているけど、統計に不透明なところもあるし、まだ僕は信用しきれないんだ。もちろん好みだけどね。

3.S&P500に連動する投資信託

最後に、S&P500に連動する投資信託といってもいくつかあるから、見ていこう。

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これらはどれもS&P500に連動するように投資する投資信託だから、どれに投資しても効果としてはほぼ一緒なんだ。但し、信託報酬、つまり支払う手数料が違うから注意してね。もちろん低い方が良いね。

 

ちなみに、楽天証券のつみたてNISAに購入できるのは②の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だね。

じゃあ私はその投資信託に投資できるってことか。

そゆこと。信託報酬も最安ではないけど十分安いし、いいと思うよ。

4.つみたてNISAを始めたら

いざ投資を始めると、自分の投資した投資信託がどうなってるか気になると思うんだ。でもあくまでも長期的な資産形成を目的とする投資なんだから、日々の短期的な値動きに惑わされちゃよくない。この投資手法は株価指数の長期的な上昇を享受するための手法だから、短期的な値動きに惑わされて売却しちゃうってのが一番やっちゃいけないことなんだ。

つみたてNISAの設定をしちゃえばあとは自動で毎月積み立ててくれるわけだから、下手に手を入れない方がいいと思うよ。

とはいえ、相場に関心を持つことは良いことだと思うから、日々のニュースと自分の投資を結び付けて見ると良いと思うよ。

◆まとめ◆

✔S&P500=米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数

✔資本主義なら、株価は長期的に上昇する傾向が強い

✔米国は世界経済において主役

✔建長期投資において、短期的な値動きは気にしちゃダメ